SLHは、今も変わらず、当社のブランドを構成する女性たちを讃え、彼女たちの物語を共有することを大切にしています。世界中の女性たちが、どこにいても、全ての女性に対する平等な扱いと機会平等を求め、そのために団結しています。私たちは、SLHの魅力を作り出す多くの女性たちに取材しました。私たちは女性の力を信じており、私たちのチームには本当に素晴らしいホテル経営者や従業員が集まっています。この国際女性デーに、日本のSLHメンバーホテルの女性たちと一緒に、ラグジュアリー旅行に前向きなアプローチをすることについて話し合います。

このシリーズでは、SLHのさまざまな側面を象徴する、素晴らしい女性たちの存在を紹介します。

今回はホテル雅叙園東京をご紹介します。SLHのメンバーでありながら、独自の魅力と個性を持つ場所です。ホテル雅叙園東京の女性たちは、おもてなしの心を持ち、ホスピタリティの最高水準を提供しています。彼女たちのリーダーシップと情熱は、このホテルを世界的なラグジュアリーの拠点に押し上げています。

ホテル雅叙園東京

ロビーサービスグループ グループマネージャー 
車古 幸子氏(しゃこ ゆきこ)

ラグジュアリーホテル業界で女性として働いてきた経験や歩みについて教えてください。

宿泊部を一通り経験してきました。ベル、フロント、宿泊予約、エグゼクティブラウンジ、コンシェルジュの経験を経て、現在はベル・ドア・コンシェルジュチームをまとめるロビーサービスグループにて、グループマネージャーをしています。

もっと多くの女性の確保し惹きつけるために、ホテルがすべきことは何だと思いますか?

女性が働きやすい環境づくりが必要だと思います。有能な女性はたくさんいますが、結婚・出産を機にホテル業界から離れてしまうスタッフをたくさん見てきました。産休・育休後の復帰に対する周りの理解、復帰しやすい環境を作ることが必要だと思います。

あなたに力を与えてくれるものは何ですか?やる気にさせるものは何ですか?

ありきたりですが、お客様の笑顔やありがとうという言葉は何よりの原動力です。また、チームメンバーの成長も自分の励みになっています。少しヒントを与えるだけで、お客様のためのおもてなしを自分達で考えるようになり、今度はどんなヒントを与えたら変わるかな…と、メンバーの成長も私のやる気につながっています。

ホテルに関する興味深い事実や裏話、そしてホテルで最も好きなことを教えてください。

どこのホテルにもないアートや歴史のあるホテルであることです。本来であれば博物館や美術館に展示されていてもおかしくないような作品が、現役で使われているホテルはどこにもないと思います。そしてホテル雅叙園東京が目黒で生まれた理由、ストーリー等、調べれば調べるほど興味深く面白いです。ここで働くようになり、着物を自分で着られるようになったり、茶道を習い始めたりと、今まで日本人であるにも関わらず、日本文化に触れる機会のなかった自分をこのホテルが変えてくれました。日本文化や和が持つ美しさをお客様にも感じていただけるところも大好きです。