新しい年が始まるとともに、冒険心が湧き、行きたい場所や泊まりたいホテルのリストが自然と増えていきます。2025年の旅先リストには、新たにオープンしたホテルや、心躍る行き先が加わるはずです。タンザニアの野生の平原を駆け抜けるサファリ、ナイル川を下るクルーズ、そしてニューヨークやポルト、バンコクといった都市でその魅力を堪能する旅が待っています。
セレンゲティの中心部に位置する豪華なキャンプ場への旅は、それ自体が冒険です。セロネラ滑走路から飛行機で到着する途中や、ンゴロンゴロ保全地域のナービヒルゲートからアクセスするときに、野生動物を目撃するチャンスがあります。スタイリッシュなテントには、アフリカの伝統的な織物や染物が施された装飾、野生動物観察を楽しむためのプライベートベランダ、そして探検のあとに疲れを癒す快適な設備が揃っています。広大な草原のアカシアの木陰でピクニックを楽しんだり、キャンプに戻って星空の下で上質な食事をお召し上がりください。
移動型テントがヌー、シマウマ、ガゼルの群れを追ってセレンゲティ北部から南部へ移動するこのキャンプでは、冒険心をくすぐるサファリの原点に立ち返る体験ができます。キャンバス製のパネルは地元で調達したリサイクル素材を使用し、室内外の境界が曖昧になるデザインが特徴です。ベドウィンスタイルの宿泊施設は高台に設置され、広大な平原を一望できるほか、日々のツアーや徒歩サファリで自然を間近に感じられます。
キリマンジャロ山とメルー山を望むタンザニア北部の高級ヴィラ。活気あるアルーシャにも近く、6部屋のヴィラは静かな自然環境に囲まれています。周囲にはガゼルやインパラが姿を見せ、日よけのあるプールでのんびり過ごせます。野生動物を間近で観察したい場合は、ヴィンテージランドローバーに乗り込んで象やシマウマ、ライオン、キリン、数百種の鳥類が生息する壮大な景色が広がる大自然へ出発しましょう。
ルクソールからアスワンまでの旅を楽しめる小型高級船「アクア・ザ・ダハベヤ」。エジプト産コットンのリネンで整えられた客室で、ナイル川の風を感じながらリラックスできます。船内にはテラス、ソラリウム、プランジプールを含む3つのデッキがあり、完全にカスタマイズ可能な旅程のもと、古代の神殿や墓を訪れたり、ナイル川沿いでのキャンドルライトディナーを楽しめます。
スリランカで最も広大かつ有名な国立公園の一つ「ウィルパットゥ国立公園」の近くに位置するこのタル・ヴィラス・ヴィルは、サファリ体験とリラックスを両立させた隠れ家的存在です。11エーカーの敷地内に点在する藁葺き屋根のヴィラは、それぞれプライベートプールや専用デッキを備え、ジャングルの自然音に包まれます。滞在中は探索も必須。ガンゲワディヤで湖と海が交わる穏やかな水辺をボートで巡ったり、ガイド付きのブッシュウォークやジープサファリでヒョウ、象、ナマケグマ、クジラやイルカなどに出会うワクワクする冒険が待っています。
ニューヨークのロウアー・イースト・サイドに位置するこのホテルは、雲の上にいるような感覚を味わえる場所です。ガラス張りのカーテンウォールや広々としたテラスからは、ミッドタウンやブルックリン橋までの壮大な景色を楽しめます。さらに、スカイラインを望むバスルームもあるため、まさに高級感満載。館内の和風居酒屋レストランでは、一日の終わりを締めくくる特別なディナーを楽しめます。
ポルトの有名な書店「リヴラリア・レロ」のすぐ近くに位置するこのホテルは、文学好きにとって理想的な滞在先です。静けさを追求した客室は、暖かみのある中間色に金属のアクセントや柔らかなテキスタイルを取り入れたデザイン。ポルトの坂道を探索したあとは、屋上テラスでポルトガル産のスパークリングワインを片手に、夕日を眺めながらお気に入りの本を楽しむのがおすすめです。
バンコクの活気ある地区に位置するこのホテルは、クラシックなスタイルと現代的な快適さを兼ね備えたサービスアパートメント型スイートが魅力です。1〜3ベッドルームのレジデンスからはバンコクの絶景が望め、4階にはプールも完備。周辺にはルンピニ公園やスクンビット通り、さらにスカイトレインの駅が徒歩圏内にあります。ストリートフードやナイトマーケット、必見の寺院巡りなど名所を快適に訪れることができます。
著:クロエ・フロスト=スミス