スモール・ラグジュアリー・ホテル・オブ・ザ・ワールド加盟ホテルでは、環境に配慮した選択肢を提供し、持続可能な旅行をサポートしています。このブログでは、各ホテルの具体的なエコフレンドリーな取り組みや、宿泊者が環境保護に貢献する方法をご紹介します。

1. ホテル雅叙園東京

「料理を待つ間に目でも愉しんでいただきたい」という創業者の想いが息づく、美しい装飾に包まれた館内。ホテル雅叙園東京は、90 年以上の伝統を受け継ぎ、2,500 点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテルです。茶室に見立てた客室は「洗練されたシンプルさ」と「日本が誇る優美さ」を兼ね備え、ご滞在をより特別なものに演出します。

館内には、日本料理や中国料理、イタリア料理など7つのレストラン、日本美の粋を尽くした和室宴会場など23 の宴会施設を完備。今も変わらず継承される「おもてなしの心」で皆さまをお迎えします。「奥深い歴史」「優雅な空間」「極上のサービス」が織りなす空間で、非日常のひとときをお過ごしください。

ホテル雅叙園東京は、目黒川沿いの桜の保全・更新を行なう「めぐろサクラ再生プロジェクト」に賛同し、2021年の春から毎年、ホテルで提供する桜関連商品やサービスの売上の一部を「目黒のサクラ基金」へ寄付しています。さらに、2024年春には、伐採された桜の木を「燻製料理(間伐材の桜チップを利用)」「案内板」「コースターやティースプーン」として再利用しています。

また、2021年より「環境にやさしいクリスマス装飾」を開始。ホテル雅叙園東京の衣裳室から廃棄される予定だった婚礼衣裳を「オーナメント」などの装飾として蘇らせる取り組みを行っています。
ホテル雅叙園東京は、これからも持続可能な取り組みに挑戦し続けます。

2. 東京ステーションホテル

東京ステーションホテルは、1915年に東京駅丸の内駅舎内で開業し、壮麗な建築と洗練された設備で国内外の賓客を迎え入れてきました。2003年には駅舎が国の重要文化財に指定され、保存・復原工事を経て、2012年に全面リニューアル。歴史ある建物に、現代的なラグジュアリーが融合しています。優雅な建築空間とクラシックな美学が魅力的な客室は、都会の喧騒を忘れる静寂な隠れ家。これまで数々の著名な作家やゲストに愛され続けています。

ダイニングには、10のレストランとバーが並び、多彩な美食の体験が広がります。また、フィットネスやスパ、最新の会議室も完備。東京駅直結の便利な立地で、東京観光の拠点としても理想的です。歴史とラグジュアリーが織り成す特別な体験を提供し、2025年の110周年には限定イベントも開催予定。ぜひご期待ください。

国指定重要文化財に位置する東京ステーションホテルは、建物そのものが百余年と使い続ける文化遺産=サスティナビリティの象徴であり、この先の百年も見据えて地球温暖化に立ち向かうための取り組みを積極的に行っています。ホテルは、予約方法に関わらず、宿泊中の二酸化炭素(CO2)排出を実質的にゼロにする仕組みを採用しており、これは日本のフルサービスホテルにおいて前例のない試みです。ホテルに宿泊するゲストは、東京ステーションホテルに滞在するだけで自動的に環境保護に貢献することになります。

さらに、食料廃棄物の削減、地元の供給者より持続可能な製品や食材を調達、地域社会への貢献、多様性とエネルギーの保存などさまざまな活動を行っており、「持続可能な世界」のためにさらなる具体的な努力を続けていきます。また、これらを通じてスタッフとゲストの両方に持続可能性の文化を育むことも重要だと考えています。

3. サンカラホテル&スパ屋久島

「サンカラホテル&スパ屋久島」は、海を見渡す高台に佇むオーベルジュ型リゾート。広々としたスイートやヴィラの全5タイプの客室は、リラクゼーションを重視した上質な空間。特に「サンカラスイート」には、部屋内でトリートメントが受けられるインスパルームとアウトバスが完備されています。

レストラン「okas」では、屋久島の食材を活かしたフルコースフレンチと希少なワインペアリングを提供し、カジュアルな「ayana」では、地元の味を取り入れた多彩な料理が楽しめます。さらに、屋久島の超軟水を使ったインフィニティプールと地杉を使ったフィンランド式サウナも完備。

「sankara」は「天からの恵」を意味し、その名の通り、屋久島の自然に包まれた心地よい贅沢な時間をお過ごしください。

sankara hotel & spa 屋久島は、「Team Zero Waste Sankara」を立ち上げ、美しい屋久島の環境保護に努めています。取り組みとして「山、海、里の清掃」や「ペットボトルの販売および提供の廃止」「天然素材のアメニティの活用」などを行っています。

また、開業時の2010年には、屋久島の発展や保護のために「サンカラ基金」を設立。「森の再生や整備、産業サイクル創出に向けた活動」や「ウミガメの保護活動」などを支援しています。2022年には屋久島の登山道整備を実施。今年は、ウミガメ保護に直結する「松の植樹」や「流木の撤去、海岸のゴミの清掃」を行いました。
屋久島との共生を目指し、今後もさまざまな環境保護活動を推進してまいります。